三代 杉江三郎 教授

三代

杉江 三郎教授

19611980

杉江教授の就任により、第二外科に本格的に心臓血管外科が導入された。

教室の研究は「低体温、血管」、「人工心肺」、「消化器」の3つのグループに分かれておこなわれた。「低体温、血管グループ」では超低体温下長時間血流遮断、静脈移植、心臓移植の研究が、「人工心肺グループ」では対外循環時の病態生理、ペースメーカー、補助循環、膜性人工心肺、人工心臓の研究がおこなわれた。さらに消化器系グループでは、門脈圧亢進症に対する研究がおこなわれ、Shunt手術、食道離断手術の検討がなされ、さらには対外肝灌流実験、Shunt手術後の消化吸収についての研究がすすめられた。

杉江教授在任中、第13回乳癌研究会、第9回日本人工臓器学会、第25回日本胸部外科学会、第15回日本脈管学会、第6回日本心臓血管外科学会、第79回日本外科学会など、数多くの学会が教室主宰でおこなわれた。