お知らせ

平成27年9月19日(土) アートホテルズ札幌において、北海道Acute Care Academyが開催されます

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昨年に引き続き、平成27年9月19日(土) アートホテルズ札幌において、北海道Acute Care Academyが開催されます。

北海道はご存知の通り広大な大地に町村が点在しており、都市部のように外傷患者を外傷専門医のいる特定の病院に集約する事が難しい環境にあります。従って、地域の中核病院に勤務する一般外科医が外傷診療を担当しますが、近年の外傷症例の減少により外傷診療レベルを維持することが難しくなってきております。

本研究会は北海道の一般外科で行われたAcute Care Surgery症例を持ち寄り治療の妥当性や改善点などを検討し共有することにより、北海道全体のAcute Care Surgeryのレベルアップを図る事を目的としております。一昨年まではこれらの症例は教室全体の症例検討会である北海道腫瘍外科症例検討会で行われておりましたが、昨年よりより深くAcute Care Surgeryを学ぶ為に本会を立ち上げ、移行しております。今回の特別講演は、Cadaver(献体)による外傷外科教育のパイオニア、東京医科大学救急・災害医学講座 本間 宙(ひろし)先生による「献体による外傷手術臨床解剖学的研究会」を予定しております。外傷症例の減少によりOJTによるトレーニングが難しくなってきている外傷外科分野において地域の第一線で働く多忙な一般外科医はどのようにトレーニングすれば良いのか? Cadaverを用いたトレーニングは、これを解決する手段の一つとして全国的に注目されるところであり、教室が現在準備を進めているシミュレーター、アニマル、Cadaverという「三位一体トレーニング」の重要な柱の1つでもあります。外傷外科におけるCadaverトレーニングの魅力と実際を、これまでの実績や外傷外科のポイントも含めわかりやすく解説していただけると思います。

皆様のご参加を心よりお待ちいたします。よろしくお願いいたします。

文責・お問い合わせ
教育助教 村上 壮一
so-ichi@huhp.hokudai.ac.jp

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