お知らせ

【開催報告】第6回北海道Acute Care Academy

本年第6回となります『北海道Acute Care Academy』ですが、去る6月1日土曜日
晴天の下札幌プリンスホテルパミール館において、盛大に開催されました。

全道、遠くは大阪から同門の皆様をはじめ41名もの皆様にお越しいただきました。
症例報告の熱い討論はスケジュールを20分以上も押し、大変な熱気を醸しました。
なお、症例報告のブラックジャック賞は、帯広厚生病院 外科 加藤航平 先生が
「救急外来で開胸開腹を行い救命しえた腹部刺創による心停止の一例」で見事獲得されました。
おめでとうございます。

また特別講演としてお越しいただきました、
東京医科歯科大学 救命救急科 大友教授よりは、
「Acute Care Surgeryにおけるダメージコントロール・Open Abdominal Management(NPWT含む)を用いた治療戦略」と題し、
Open Abdominal Managementをはじめとした重症救急疾患の管理、
また銃創についてもご講義いただき、普段馴染みのない、
しかし今後高率に遭遇する病態および対処についてをご教授いただきました。

市立釧路総合病院の廣瀬先生よりご報告いただいた外傷に関する全道外科医アンケート調査は、
外科医の外傷診療についての実状とトレーニングの方向性を露わにいたしました。
このような調査はこれまで日本では行われた事がなく、
この報告が今後の外科専門医研修にも影響を与えるものと思われました。

釧路赤十字病院の金古先生よりは、平成30年北海道胆振東部地震における活動報告をいただきました。
本当に大変な活動であった事がよくわかり、またこのような災害時の活動を教室が影に日向に支えている事を痛感いたしました。

NTT東日本札幌病院の山田先生には、DIC治療に使用する薬剤について、丁寧にご講義いただきました。
DICの治療をいかに早めに行うかが救命に直結する事を分かりやすい言葉とテンポでご教授いただき、
今後の我々の診療において大いに参考にりました。

講師の皆様、本当にありがとうございました。

本会については来年もこの時期に開催する事を予定しております。
今回ご参加いただきました方も、残念ながら御参加できなかった方も、
ぜひ来年御参加いただけますよう、心よりお祈りいたします。

今後とも何卒よろしくお願いします。

190605_seminar_01.jpg

190605_seminar_02.jpg

190605_seminar_03.jpg

190605_seminar_04.jpg

190605_seminar_05.jpg

ページの先頭へ