お知らせ

【報告】6月12日 (土) 第7回北海道Acute Care Academy

6月12日 (土) ホテルニューオータニイン札幌を配信会場として、Zoomを利用したWeb配信にて、
第7回北海道Acute Care Academyを開催させて頂きました。

一般演題は5演題をいただいておりましたが、拡延大ともに非常に興味深いものばかりであり、
白熱した議論は途切れませんでした。規定により議論を途中で止めることは行いませんでしたので、
旭川赤十字病院 呼吸器外科 福永先生の演題をご発表してもらう事が出来ず、来年に持ち越しと
なってしまいました。福永先生、本当にすみませんでした。

なお、最優秀演題に贈られます「ブラックジャック賞」は、みやけ医院 副院長 松永明宏先生による、
『Japan Heartカンボジア医療センターにおけるacute care surgery』が選ばれました。松永先生、
おめでとうございます。他の演題も得票率は僅差であり、平野先生も選考はかなり迷われたようですが、
最終的に得票率順での厳正な審査による選考となりました。

リコモジュリンについてのレクチャーは、製鉄記念病院 室蘭病院 副院長 仙丸先生より頂きました。

多数のDIC症例をどのようにすれば救命できたのか、御施設の経験からのリコモジュリンの使用を
基礎からご教授頂きました。ありがとうございました。

島根大学Acute Care Surgery講座教授 渡部先生の特別講演は、ハイブリッドERによる劇的救命から、
今後ハイブリッドERを用いる事によりJATECなど初療から手術までの流れが大きく変わること、
そのためにガイドラインも大きく変更しなければならない事などを、これまでの御施設のデータ解析
を元に非常にわかりやすくご教授いただきました。特にハイブリッドERの上階に手術室を増設する事で、
増益することが出来たという事実は、今後の北海道大学病院への導入への後押しになると感じたのは
私だけではないはずです。

本年は新型コロナウイルス感染症流行に伴い会場での熱い討論を行う事は出来ませんでしたが、
オンラインという特性を活かし、遠くはモントリオールからの参加者も集めることが出来ました。

次会はこの体制を活かしながら、会場での討論に加え、ポストコングレンスの会合も充実させ、
本会での経験共有が北海道のみならず世界のAcute Care Surgery患者の救命率向上に寄与できればと
考えております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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